思い出せない想い出を

忘れられない悲しみを

会わなくなった友達を

見たくはない憎しみを

流しきれない天の恵み

また今日も眠りは浅い

知らない間に霧が覆う

楽しかったはずの過去

明るいはずの夢物語が

今から離れて本に戻る

ココに居る事が幻想と

部屋の隅に転がる現実

オブジェの本来の姿に

空気は抜けて声となる

風が冷めて変わる時間

命を賭けて来る虫達と

戦う力は残していない

手放せば解放出来ると

無表情な口元の笑みで

囁いたのは悪魔か天使

空という空に架かる虹

天という天に輝く星屑

地という地に根付く花

時という時に流れる命

そして 心に闇色の棘

些細な存在   .
戻ります♪

1999年12月11日

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