天に上る雪　地に振る火

冷たい大地　崩れゆく風

鳥が飛ぶ泡の雫　闇を背に追いかける

切り放たれた影を求め

また眠りに落ちない様

流れる海と　欠けた空の

瞳に落ちた　見えない雨

魚の詠う赤き雲　花を手に追いつめる

息絶えた光を踏みしめ

この幻想に沈まない様

空は青く　海は溢れて

陽は　星は　昇ったのだ

そして大地は潤っていた

誰が夢見ていたのだろう

誰が信じているのだろう

もうすぐ目覚める星を手に入れるため

追いつくまでの夢を魅る

風の夢　　　.

夢の分析　「風」

変化のきざし

進展、または急変

2000年6月1日